大山崎美術館、そう遠くはないのに、一度も行ったことがありませんでした。
谷崎潤一郎と着物…
「谷崎潤一郎文学の着物を見る」が開催されているので、着物おばちゃんずはぜひ行かなくては…
どんな関係があるのかはよく分からずに、今回の展示を見に行く予定をしておりました。
直前に貸して頂いた本で事前知識を入れておいて本当によかったです。
もちろん知らずに行ってもアンティークな着物が好きな方は十分楽しめるのですが、今回の「谷崎潤一郎文学の着物を見る」はやはり予備知識がある方が10倍以上楽しめます。
私も事前にこの本で谷崎潤一郎のこと、谷崎潤一郎文学のこと、その世界観や着物との関係、などなどとにかく一通り読んでおいたので、展示してある着物の背景が分かって大変興味深く観ることができました。
さて着物…
明治時代、大正時代・・・きっと和洋折衷の時代の中、最先端をいくファッションリーダーと
今の時代の若者が、着物をカジュアルに着ようと試みる様は、良く似ていると思いました。
着物は日常に着るものであったのだし、もっと自由にいろんなアイデアでオシャレを楽しんでいたのでしょう。
現代の着物が高級路線に行ってしまったのと、こうあるべき!という固定概念にとらわれ過ぎることが着物の普及をかえって妨げているような気がします。
もちろん正式な場での着物のルールは守りつつ、日常の着物は固定概念を外してもいいのにと思います。
とはいえ私はまだまだ初心者なので、半襟や足袋も白以外冒険できませんが…
もちろん今もいろんなアイデアを出して着物を普及しようとしている方々もいらっしゃいます。
これだけリユース市場に着物も溢れていることですし、もっと着物を見直す流れが来てもいいのに…と思わずにはおれません。
本日はお天気もさわやかで心地よく、着物での外出に最適でした。
カジュアル着物倶楽部は、Over50向けでいつでもだれでも参加したいときに参加できるスタイルです。
ぜひホームページの方もご覧ください。
最後に、「谷崎潤一郎文学の着物を見る」は作品に登場する人物が着ていたであろう着物を展示してあります。
こちらの本で作品や内容、そして登場人物の事、谷崎潤一郎自身のことなど事前に知識を入れておくほうがより楽しめる事間違いありません。
貸して頂いたけれど、着物のことも、着物の歴史や変遷、時代の事なども良く分かるので、着物好きなら持っていて損はしないお勧めの一冊です。
これから観に行く方は事前にこちらを購入されてぜひ足をお運びくださいませ。
今日は昭和初期のアンティークな着物をたくさん鑑賞できて、お腹いっぱいになりました。
本当に良かったです。
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