恩送りの考え方は何も特別なものではない

地球蘇生プロジェクトをされている白鳥監督の映画のひとつ
『祈り』を昨年の3月に観ました

そして今度は『地球蘇生プロジェクト』というDVDを観ました

白鳥監督の地球蘇生プロジェクトのホームページ

その中にはいろんなフリーエネルギーのお話しや、食や微生物や循環型の生活などのお話がありました

私もずーっと前から感じていたことが、そこに一つにまとまっておりました

子どもの頃からこの世界がどこか変だと思っていましたし、自然を破壊したり、他の命を感謝無く奪って食することにも胸が痛んでいました

子どもの時の方が痛みに敏感でしたし、周囲の田んぼがどんどん埋められていくのも悲しかったのを覚えています

かといって現代社会の便利さも捨てられません
どこかに着地点は無いのかしらとも思っていました

DVDの中には水からエネルギーを作るお話しもあって
これはもう7,8年前だったか江本先生もお話しされていたことです
(江本先生の講演会を二度ほどお手伝いさせていただいています)

また普通の太陽光発電ではない太陽光を使った発電や、ごみ処理の話をコメットハンターの木内氏がされていました

木内氏はその方面ではどれだけ有名な方なのでしょう…
そうとは知らずに写真を撮って頂いたときの事

太陽光発電は建物の上に設置するものは良いのですが、自然を壊してまで建てるのは環境破壊でしかないと思っていました
将来的なゴミ問題も深刻です

だけどフリーエネルギーはまだまだ世に出てこないでしょう
これは情報を取りにいかないと分からないのでしょう

さて、白鳥監督のDVDにもあった『恩返し』ではなく『恩送り』のこと…詳しくはこちら

新しい考え方では無いと思います
むしろひと昔前の時代までは、おだやかに皆がそういう気持ちで支え合っていたのではないでしょうか?

20代の頃、ホームの階段をベビーカーを抱えて上っていた時、見ず知らずの年配の女性が手伝ってくれたことがありました(当時はエレベーターのない駅がほとんどでした)

本当に助かったのでお礼を伝えると、その方にさらっと言われたのが…

『いいのよ、その代わり貴女も将来、同じように子育て中のママさんを助けてあげてね』という言葉でした

ああ、本当にそう!
目の前の人に今、恩返しをしなくてもいいのです

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出来ない時は仕方がない!その代わり出来る時に世の中に恩返し

出来ない時は仕方ないので、助けてくれる人に甘えていいのです
その代わり将来、困っている人を助けられる側になった時に、世の中に恩返しをしたらいいのですから

その件でそういうことを教えてもらいました

だから私は、今出来ないという事で、自分に非を感じる必要はない、出来るようになった時に世の中に恩返しすればいい、そういう時が来れば必ずそうしよう!と思うことが出来ました

諸事情で出来ない時は、保育所や学校の役員も出来ませんでした
その代わり、出来るようになった時にいろんな役員を引き受けました

もちろん今出来ないなら辞めろ!シングルだからって甘えるな!という人もいたのですが…

出来ない時は手を差し伸べてくれる人に甘えてもいい…
出来るようになったときは今度は自分が世の中に恩返ししよう

かれこれもう30年以上、そういう考え方で生きてきて、今の自分があります

今になって、あれこれボランティア的なことをする私を『余程お金があるんやね』とか『優雅やね』などと言う人もいましたが、決してそうではありません

生活レベル的にはそう私に言う人たちの方がよほど恵まれていましたし…

ただ、その人たちは”今目の前にいる私”しか知らないので、そう解釈されても仕方がないのでしょう

そうではなくて過去の私が、周りに何もできないくらい、自分の家族を支えていくことだけでいっぱいいっぱいだったから、家族が巣立った今、世の中にちょっとだけ恩返しをしているだけなのです

このDVDは良かったので、また機会があれば鑑賞会ができれば…と思います

当たり前の格言や言葉で操られていないか?

この『恩送り』という考え方や言葉が、世の中に素晴らしいと受け入れられ、先に歩いていくことには何か怖い感じもします

先ほどの、私に『優雅やね』『お金持ち』という人たちはすでに、『見返りが無ければ世の中に何かするのは変』という考えが頭の中にあると思うのです
そしてそれが世の中の常識になってきている気がします

だから『恩送り』という言葉に多くの人が飛びつき『すばらしい!』と絶賛されるのかもしれません
そこで盲目的に信じて、高いお金を払ってセミナーに行ったりモノを買わされたりしなければ良いのですが…

だって…ひと昔前までは、当たり前だった考え方です
何も新しい考え方では無いものを、いかに価値あるように見せ、何かの目的のために利用する人もいるのでは?と思います

少し前にも似たような事例がありました
ツイッターやフェイスブックなどで、もっともらしい格言的なことがフィードに上がってくると、その情報発信者の意図まで考えない人は、すぐにいいね!してしまいます

私たちはちょっとくらい批判的でも良いと思うのです
素直すぎると、自分の頭で考え、判断するとくことをしません

まあ、Over50にもなるとあまり素直すぎる人はいないかも知れませんが…

良い考え方も、良い情報も、良い格言もそれを発信する人の意図を考えたいものです

白鳥監督を批判するものではありませんのであしからず
治療が出来ない病気を意識の力でもって治した方です

不食の人のドキュメンタリーなどまだまだ観たい映画があります

この短編特集だけでも大切なこと・忘れてはならないことが分かります
地球蘇生プロジェクト・短編映画

便利な世の中になればなるほど、一方で不便な時に大切だったことを忘れないようにしたいと思います

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