クラウドファンディングの裏側の苦労を伝えたい

以前主催したプロジェクトでクラウドファンディングを利用したことがあります。

また協力したプロジェクトでクラウドファンディングを利用したことがあります。

最近は資金調達の手段の一つとして当たり前のようにクラウドファンディングの手法が紹介されるようになりました。

ただ私たちの時(3年前)にも感じたことですが、メリットばかり着目されていましたので、もっとデメリットの方を伝えたかったのです。

実際、舞台裏ではやらなければよかったというくらい大変でした。

メリットばかりに注目するから勘違いする人がいる

私たちがクラウドファンディングをしたときに周囲で簡単にお金が集まるんだと思われた方もいらっしゃいました。

全く勘違いです。

勝手にお金が集まるなんてそんな虫の良い話はありません。

話題作りに活用するくらいに思っておかれた方が良いのです。

確かに、クラウドファンディングを利用しはじめたとなると、周りから注目されるかもしれません。

なのでクラウドファンディングをスタートしたプロジェクトとして、プレスリリースを出せるくらいのプロジェクトならその効果は十分あるでしょう。

プレスリリースを出せたら、どこかのメディアから取材が入るかも知れません。
そうなって初めて多くの人の目に触れることが出来ますから。

そのための話題作りとして利用する計画までを立ててから活用するモノです。

個人が集まったくらいのプロジェクトはメディアからも世間からも注目すらされません。

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あらかじめ、多くの協力者やファンがいる大前提が必要

結局、クラウドファンディングを始めたら、仲間と一緒に必死で宣伝しなければなりませんし、あちこちへ出向いて多くの人の前で告知してまわらなければなりません。

よほどの有名人でもなければ、個人一人の力ではどうしようもないのです。

たとえ仲間が集まったとしても、その仲間が全員周りの知人に頭を下げてお願いしていかなければなりません。

人の集まるところに足を運んで、何度も何度も説明して回らなければなりません。

面白そうなコンセプトの新商品や新店舗立ち上げプロジェクトは、対価があれば共感してもらいやすいといえます。

例えば、新規の商品を作るためのクラウドファンディングで、成功したらその商品をプレゼントするというプロジェクト

または新規の飲食店を作るためのクラウドファンディングで、店舗ができたら1年ドリンク無料券などを提供するというプロジェクト

そういった物々交換的なプロジェクトは、周りの仲間に気に入ってもらえさえすれば上手くいく可能性は大きいと思います。

普通、人は自分にメリットがなければ、あまり共感しないものです。

世の中の課題に貢献するようなプロジェクトでも、同じ思いを持った人にしか伝わりません。
多くの人に共感して頂くことは簡単ではありません。

いくら大勢の中で訴求してもなかなか共感を得ることが難しい中で、友達にお願いする勇気はありますでしょうか?

世の中そんなにあまくはない!

世の中注目されるほど、一部の人からは反感を買うモノです。

たとえ素晴らしいプロジェクトだったとしても、それまで何も提供してこなかった人が一方的にお願いをするのは人としてどうなのでしょう。

ただ、もし日頃から世の中に対して、周りの人に対して、対価を得ずに何か活動していたり、誰かのプロジェクトを手伝っていたり、一緒に支えていたり、応援してきた人であるのなら、今度はお願いする側に回ることができるでしょう。

これまでの関係があるから、このときとばかりに協力してくださる方も現れるでしょう。

そういう人が何人も集まって、プロジェクトを組むのなら、クラウドファンディングを成功させることは可能だと思います。

クラウドファンディングを始める前に、まずは自分自信が世の中に貢献してきたのかを考えて欲しいのです。

多くの人に貢献してきた方々なら、今度はきっと多くの人に応援してもらえるでしょう。

デメリットをあらかじめ考えておきたい

クラウドファンディングのメリットより、デメリットの方をもっと考えておいた方が良いと思います。

まず一旦始めたら引っ込みが付かなくなります。
そして、誰もが失敗したプロジェクトの起案者にはなりたくありません。

もし半分でも集まっているのなら、何が何でも成功させたいと思うのなら、きっと最後は身内で出資することになってしまいます。
自腹を切ることにもなりかねません。

ただ、そうやって目標達成できたとしても、クラウドファンディングの会社に何割か支払わなければなりません。

それなら最初からクラウドファンディングを利用しなくても良いのではないでしょうか?

もちろん話題作りにはなりますので、そのメリットを最大限に生かせるのならいいのです。

でも、やりかたを間違うと、周りの反感を買ったり、友達を無くす可能性は大いにあります。

まずは勝手にお金が集まるモノではないということ、そんなに簡単に資金調達ができると思わないことです。

プロジェクトが成功するにはしっかりした内容の組み方や、ことの進め方などの順序があります。
そもそもそれを仕掛けられるだけの関係を、自分たちが周りと築いてきているのかも考えて欲しいのです。

まったく関係の無い方がポンっとお金を出してくれるわけはありませんから、最後は周りに頭を下げて回ることになります。
そう、プライドも失ってしまうことになります。

デメリットは、お金、友達、人間関係、プライドを無くすかもしれないということです。
お金は無くしてもまた稼げばいいことかもしれません。
でも、せっかく築いた人間関係を無くすという事は、計り知れないデメリット・大きな損失です。

そして、失敗したら悪い評価しか残りません。

見えないところでこのような危険を冒してまで挑みたいでしょうか?
まあ、メリットもありますので、もし利用するのなら安直に考えず、心して挑んで頂きたいと思います。

成功するプロジェクトとは…

クラウドファンディングの会社の担当者のような方もいらっしゃいますので、相談をすることもできますし、アドバイスを受けることもできます。

会社側も儲かるようなプロジェクトで無いと困るはずです。
だから親身になってくれるでしょう。

でも最後は自分たちの力で頑張るしかありません。

実際に私たちがクラウドファンディングを利用したとき、話題作りにはなりました。

また、あちこちでそのお話をする機会も頂きました。
何カ所かの商工会議所、インターネットラジオ、地元のラジオ、ケーブルテレビ、イベントなどでも積極的にお話させていただきました。

そして最終日の3,4日前に、ケーブルテレビのクラウドファンディングがテーマのニュースに取り上げて頂くお話がありました。

が、そのままだと失敗例として取り上げられることになる予定でした。

最後は、使いにくかったカード決済を、こちらで代理で入金する方法に変え、SNSで発信する以外に、お一人お一人にメールや電話でご協力を呼びかけました。

最後の追い込みは全員が頑張りました。
最後は『人』が実際に頑張るしかありませんでした。

おかげでニュースでは成功例に取り上げられはしましたが、ニュースの中ではそんなに簡単なものではないというお話もしていただきました。

人様の大切なお金を頂くのです
そのことを真摯に考えなければなりません

何倍ものお返しをする覚悟で挑んだプロジェクトは成功する可能性があると思います。

それまでに、周りに対して、世間に対して対価を求めず何かを提供していたり、楽しませたり、良い関係を構築してきた方々が集まったプロジェクトも成功する可能性が高いと思います。
すでに注目されてきている方々のプロジェクトですから…

最初から楽して資金集めしようという考えでは、大変な苦労をすることになるでしょう。

結局、クラウドファンディングは多くの人を楽しませたり、喜ばせたり、共感してもらえる人たちが利用するツールの一つです。

決してクラウドファンディングを否定するつもりはありません。

何年も前に利用した立場として、もっとデメリットの方も伝えた方が良いと感じてきたので今回記事を書いた次第です。

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