直感力を鍛えるために出来る事

誰でも持っている直感力

最近切羽詰まった追い込まれた状況にあり、自分の直感と判断力と決断力をただただ信じて、乗り越えるしかないという貴重な経験をしました。

そこで感じたことなのですが、直感力は本当は皆に備わっているモノだということです。

私の身近にいた方々の中にも、大変な時期を迎えたり、新たなことを始めたりと、少し緊張感ある出来事を乗り越えている最中の方もいらっしゃいます。

ただ、お話を伺っていると、やはり何かを先にキャッチして物事を決断して進んでいらっしゃいます。
それこそが本人が意識していない直感力でしょう。

私たちは普段、それほど切羽詰まった状況にはありません。
平和な状況であると、判断力が鈍ったり、決断が後回しになったりするのかもしれません。

動物なら防衛本能という点からも、直感や何となく感じるものを受け取っているのだと思うのです。

私自身は30代の時、追い込まれた状況や何が起こるか分からない状況というのは、乗り越えた時の満足感があり自信が付くものだ・・・という経験をしました。

そして40代のころには、ほぼ行き当たりばったりの車旅をすることもありましたが、不思議とそういう旅に出ると、直感力が磨かれていくのが分かりました。
旅行会社が連れて行ってくれるようなツアーではありません。

目的地は大体決めておきますが、全てぶっつけ本番、行った先で宿泊先を決めるような細かい台本の無い旅です。
時には行くか戻るかの決断に迫られることもありました。
緊張した状態で直感力が鍛えられていったのでしょう。

おそらく、どんな人でも、緊張と即時の決断を強いられるような状態を繰り返す状況では、直感力は鍛えられていくのです。

皆、切羽詰まった状況になった時は、直感に頼る経験ができるのだと思います。

ただ、無理にそんな状況に追い込まなくても、本人が意識していないだけで、ピンとくるものを感じていらっしゃるなあと思う場面も多く見てきました。

なんとなく行き先を変えたり、電車を変えたり
なんとなく時間を変えたり、予定変更したり

なんとなく決めていたり、そうなると予感があったり
なんとなく考えていた人から連絡があったり(これは皆あるでしょう)

また一方で…
なんとなく相手が悪口を言っていると感じたり
なんとなく自分にとって都合の悪い相手を避けていたり

なんとなくウソがバレそうな人を避けていたり(私は実はこれがよくあります、やましいことがある人は先にキレられたりします)

皆さんとっても素晴らしい直感力を本当はお持ちなのです。
ただ大抵はそれが直感力だとは自覚はされていません。

直感力を鍛えるには…

では直感力を磨き、鍛えるにはどうしたらいいのでしょうか…
これは色々な方法論があるとは思います。
なのでここに書くのは私の持論です。

まず大前提として自分の心の本当の声を聞くことができていることです。

ということは自分の好きや嫌いが正しく分かっていること・・・
他人に合わせて自分を抑えてばかりいては自分の声は分かりません。

なので自分を大切に扱っていることは大事なことです。

食事も大切だと思っています。
身体が正しく欲するものを口に入れるのが大切なのですが・・・
身体が欲するものが間違っている場合、まずはそれを修正する必要があるでしょう。

食事についてのことは長くなるので、また別の機会に書きたいと思います。

自分の好きな花シクラメンの画像
シクラメン

自分の好きな事、興味のあることを、損得関係無くとことん追求し、そこに没頭することは自分を大切にしている時間です。

ただ飲んでストレスを紛らわすというのとは異なります。
(それ自体が自分を大切にしていない証拠かもしれません)

もちろん楽しいお酒の席はお付き合いとして良いと思いますが、人に絡んだり、記憶を失ったり、人に迷惑をかけるようでは他人も自分も大切にしていないということになります。

自分を大切にする最初の一歩は、自分の好奇心やワクワク感を満たすこと、好きなこと、楽しいことを自分に許すこと、そしてそれに一生懸命夢中になることではないでしょうか。

人にどう思われるかを気にしたり、儲かるか、利用出来るか、得するか、そんなよこしまな考えから何かを始めたとしても、続かないかも知れません。

もちろん、儲かることが大好きで、得することが大好きで、何かに夢中になれるのなら、それはそれで良いのです。

とにかく没頭すること、素の自分になること、自分の気持ちや感情をしっかり受け止めること、それを積み重ねていれば直感は磨かれていくでしょう。

もし没頭したいものが無いというのなら、瞑想や呼吸法など、静かに自分と対話する時間を取ることから始めてはいかがでしょうか・・・

フラットな状態で心の声をしっかり聞けるようになったら、次は小さな直感体験を積み重ねていくことをお勧めします。

次に誰に出会うかな、どちらのレジが早いかな、こっちに行けば空きがあるかな、今日のランチメニューは何かな・・・
当てっこゲームのようなものです。

小さな小さな直感を感じることを意識して積み重ねていけば、けっこうイケる時があるということが分かるようになります。

そうなれば、自分の中にある、ピンとくるアンテナを信じるだけです。

人生は自分でデザインできるもの

女性は占いが好きだそうですが、あれは自分の中にある答えや望みの背中を押して欲しい、誰かに肯定してもらいたいという気持ちの表れなのでしょう。

本当に迷ったとき、決断しなければならないときは、自分のそれまでの人生を、生き方を信じて進めば良いのです。

自分を信じることさえできたら、しっかり自分で決断もできます。
どう生きるかということまで自分で決めることもできます。
直感力を高めておけば、自分で切り開いていくこともできます。

人から答えをもらったり、人に決めてもらうのは、自分で考え決定することを人に預けて依存している状態です。

それは、自分に自信がないからだとも言えますし、それまでも誰かに依存していたのかもしれません。

人は誰でも本当は一人でしっかり立つことが出来るはずなのですが、その機会が無ければ、敢えてリスクを負うことはしないでしょう。

もちろん他人に相談して助言をもらって決断することも否定はしませんし、助けになることもあるでしょう。

ただ、考えることや悩むことまで人任せにしていては、自分の人生を生きる自信がつくまで時間がかかるかもしれません。
そもそもそのような大切なことを誰に相談するのかという選択も、どうやってするのでしょう。
そういう時こそ役立つのも直感力です。

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占いに興味が無くなったわけ

ずっと以前、好奇心からタロットやオラクルカード、カラーボトル、手相、占星術などを少しだけ学びました。
潜在意識のことも勉強していたので、カードにそのまま表われることは否定しません。

またアニマルコミュニケーションを学んだ時に、どんな人も結構感じて見ているモノだということを体験しました。(この話はまたの機会に・・・)

大変、興味深かったのですが、あるとき急速に全て興味を失いました。

それを勉強している人たちの意識にあまりにも差があるということに気付きました。
学んだそれを使って、他人の人生に関与する怖さや責任を感じる人は迂闊なことを口にはできなくなります。

逆に言うと、その責任を感じない人は、相手を支配するために使い始めます。
そしてこちらに属する人たちが圧倒的に多いということに幻滅しました。

学べば学ぶほどに多くを語れなくなるということに気づく一方で…
学べば学ぶほどに自分は偉い、人に上から意見を言える立場になったと錯覚していく人がいる…

そういう部分を見て感じ、急速に興味を失ってしまいました。
それっぽいことなら、誰にでも言えるのです。

本当に相手の人生の学びや、向き合わなければならないテーマなどを深く考えると、タイミングや段階があるということに気がつきます・・・
そしてそれは人生経験を積んだから分かるものでもあります。

これについてはまたの機会に書いてみたいとは思いますが・・・

もちろん信じるモノは救われる・・・という言葉がありますし、それを否定するわけではありません。

そのお仕事が救いが欲しい人の役に立つ場合も大いにあります。

依存させる人も多いのですが、ちゃんと相手が自分の足で立てるようにサポートされている方もいらっしゃるでしょう。

ただ、いつまでも占いなどに振り回されるのではなく、自分の直感を鍛えて高め、自分で決断し、自分で責任を取り、自分を信じて自分の人生をしっかり生きる方が、何が起こっても動じない自分になれます。

見えない世界のことに支配されすぎず、やはり現実世界をしっかり生きることが先ではないでしょうか。

日々悩み、考え、自分で決断し、選択し、人と比べず、自分のために家族のために、仲間のために進んでいけばいつか自信もついていきます。

そうしていれば、気付いたときは自分にも直感があったな、自分の選択は結果的に良かったなと思えるときが来るでしょう。

自分の人生を自分の力で生き抜いていきましょう。
直感力を鍛え、高めて自分の人生は自分で切り開いていきましょう。

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